オープンデータとは
オープンデータとは
オープンデータとは、国や地方公共団体及び事業者が保有する官民データのうち、誰もがインターネット等を通じて容易に利用(加工、編集、再配布等)できるよう公開されたデータをオープンデータと言います。
- 営利目的、非営利目的を問わず二次利用可能なルールが適用されたもの
- 機械判読に適したもの
- 無償で利用できるもの
(総務省動画チャンネルに掲載)
オープンデータの歴史
オープンデータは海外で早くから注目をされ、2004年にはアメリカ・イギリスの公的プログラムとして、ケンブリッジ大学が発表した、各国のオープンデータサイトを集約したwebサイト「Open Knowledge International」(https://okfn.org/)が公開されました。
2008年には国連が「un.data.org」を、2010年には世界銀行が「World Bank Open Data」を開設、続けてニュージーランドやノルウェーなど各国が公式サイトを解説し、その動きは東アジアやアフリカ、西ヨーロッパに広がっていきました。
こうして2013年の主要8カ国首脳会議(G8サミット)で「オープンデータ憲章」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/page23_000044.html)が採択されたのです。
日本では、2012年7月に、IT総合戦略本部が「電子行政オープンデータ戦略」を策定し、オープンデータの取り組みを推進するためにオープンデータの基本原則や各種法人への取込の波及、推進体制として官民による実務者会議の設置等を定めました。
また総務省を主体とした「オープンデータ流通推進コンソーシアム」(http://www.vled.or.jp/odpc-archive/)が設立され、その年の12月に「政府標準利用規約」が制定されました。翌2013年には「世界最先端IT国家創造宣言」が閣議決定され、「日本のオープンデータ憲章アクションプラン」が決定され、オープンデータの一元的ポータルサイトの作成などを定めました。
そして、2016年12月に施行されたのが「官民データ活用推進基本法」です。日本では2020年までを“オープンデータ集中取組期間”とし、さらに多くのデータ開示が期待されています。